RYO KONISHI – Berklee Performance Student from Japan!

どうも皆様、お久しぶりです!
ボストンにも春が近づき、漸く暖かくなってきました。
つい先日、僕の大好きなWalter Smith IIIがBerkleeにやってきて、クリニックとライブをしました!
今回はその時に幸運にもできたインタビュ−について書こうと思います。

彼はバークリー卒業のテナープレイヤーで、今や世界を駆け巡る素晴らしいアーティストです。
特にAmbrose AkkinmusireやTerence Blanchard等で有名ですね。
彼自身のアルバムも素晴らしいです。3枚程出ていた筈で、要チェック!

最初に話してみてびっくりしたのは彼がMusic Education(音楽教育科)の卒業生である事でした。
彼はヒューストンの芸術高校を卒業した後に友人達と共にBerkleeへ来たとの事でした。
(ジャズの音楽教育でとても有名。Kendrick ScottやRobert Glasperを輩出。)
音楽教育を選んだ理由は、地元のジャズフェスティバル等でレッスンをしている時に、
ジャズや即興の事などについて教えるのがとても面白かったから、だそうです。
(とても楽しそうに「とてもやりがいのあることの内の一つだ」と満面の笑みで。)

因に音楽教育のプログラムはとても忙しい事で有名で、入るのすら中々努力の必要な科です。
そんな中、どんな風に学生生活を送りながら、練習時間を捻出しているのかと尋ねると、
「大体朝9時から3時くらいまでは授業で、その後は夜中までリハやコンサートだから、
先ずは朝7時に起きて2時間ぐらい練習して、後は合間を縫って練習してた。」
とのこと。この時点で唖然です。

ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、真面目で一辺倒なタイプとは言い難い、
とてもフランクで気さくな人なのです、彼は。冗談もバンバン飛ばすし、
憚らずに言うなれば、クラスに一人はいる、面白い奴、みたいな感じなのです。
しかしながら、教育の面白さや、音楽哲学の事を話している目をみて、納得しました。

僕は以前にもWalterに会った事があり、その時に質問して、それから今回も質問しました。
それは「演奏や作曲の時に何を考えているのか」というものです。
彼は以前も今回も変わらず「写真や、イメージを思い浮かべる事が多い」と答えました。
それは僕らが写真を見た時にある程度同じイメージを持つものの、
毎回違った感触や、感想を抱くのと同じ様に音楽にアプローチしている、という事でした。
そしてその写真の一枚一枚が、楽曲であり、楽曲に対するアプローチの仕方であると。
それは毎回違っているし、見え方や伝わり方も、毎回違うよね、という話でした。

作曲に関して面白かったのは、
イメージで切欠を作った後はやはり色々なアイデアを試す、という話でした。
彼の家には膨大な量の作曲メモが眠っており、それを忘れた頃に引っ張りだしたり、
それから足したり、やっぱり駄目だったりの繰り返しだそうで。
でもコンセプトとしては、即興のベースになるだけの余裕を残そうとシンプルにするそうです。
それ故、サックスで作った曲はソロのツギハギみたいで全く好きになれないそうな笑
何かに縛られながら作曲するのも嫌いだそうで、兎に角ひたすら書きまくって、
音楽を聴いて、自然に出て来るものを大切に書き留めている事が良いと。

最近聴く音楽は友人の音楽や、アデーレ、本当に多岐にわたると。
(Rogan Richardsonが最初に出て来て、学生の頃から化けたと言っていました。)

最後に「次の10年何をしたいか」と、聞いたら「そりゃあ悪い質問だねえ」と。笑
今やっている事が、やりたい事でもあるし、この先2年のスケジュールは埋まっているので(!!!!!!)、
流れに任せてやっていくさ、との事でした。うーん。底が知れない感じがひしひしとします。

兎に角、本当に「良い人」というのが全体に滲み出ていて、
とても楽しいインタビューとなりました。

と、言う訳で今回はこれにておしまいです。
書く書くと言っている、友人達とのレコーディングや、
バークリーの日常生活に関するブログを近々書きたいと思います!

それでは、また!

 

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