こんにちは、Chopingです。

(今回の写真は本文に全く関係のないランダムなボストンのエトセトラをお届けします。)

これまであまり書いてきませんでしたが、今日は学校での勉強に関連したことを書きたいと思います。

*夜のBoylston Street。中央に見えるのはPrudential Towerというホテル付き巨大ショッピングモールのメインビル。


今日学校の勉強に関して取り上げるのには2つ理由があり、僕はJazz Composition(以下Jazz Comp)メジャーなのですが、秋セメスターが始まって以来、来月に控える”Portfolio Recital”(Performanceメジャーでいうところのシニアリサイタルにあたります)の準備にかかりっきりになっていて、ネタが少ないので せっかくなのでリサイタル準備の醍醐味や、何が大変かなどについて書きたいと以前から思っていたからです。2つ目は、先日ちょうどChair(学部長)の手伝いでJazz Compメジャー説明会の補佐をやって新入生に色々説明したので、忘れないうちに、といったところです笑

日本人にはとても人気のあるメジャーですので、入学を考えられている方の参考になると幸いです。ちなみにJazz Composition Majorは来年からマイナー(副専攻)も選択できるように学部の方が動いているとかいないとか。

*[左]近所の美術館mfaの常設展示「古楽器展」より。[右]2人乗りの変な自転車。ボストンの自転車はサドルを外して鎖錠でグルグル巻きにして盗難対策してあるのが普通なのですが、こんな自転車あまり盗ろうと思う人がいないからでしょうか笑

まず始めに、Jazz CompメジャーとはJazzの作編曲をするメジャーです。少人数編成のバンドからビッグバンドまで生演奏用のアレンジをとことん勉強できるメジャーです。メジャーを通して履修する必修クラスはArrnging 1&2, Chord Scale Voicingなどの基礎クラスから始まり、Jazz Counterpoint 1&2,Bigband Arranging, Jazz Composition 1,2,3などの専門クラスなどがあります(その殆どは順番に取っていかなければならないものです)。その過程で自由選択科目でより具体的に自分の興味のある様々なスタイルについて勉強する、という感じです。最後に取るクラスは先生との1対1レッスン、Directed Studyなのですが、それで終わりではありません。最終セメスターに待ち受けるのはやはり、先程述べたPortfolio Recitalです。

形式は自由で、ビッグバンドでも6HornアレンジでもはたまたStringsアレンジでも、自分のオリジナルまたはアレンジであれば好きなものを1時間演奏して良いのですが、これがまた面白いのと同時に大変なのです。なぜかというと、例えばビッグバンドアレンジを演奏したい場合、当然リハーサルが必要ですが、大概の良いプレーヤーはギグがあったり他のリハーサルなどで忙しく、自分の好きにリハーサル日程をスケジュールできることはごく稀です。フルビッグバンドであれば最低16人以上、全員のスケジュールを訊いてパズルを組み立てるように日程調整しなければなりません。過去に聞いた話では、最初のリハーサルから本番までにメンバーの1/3が変わったという例や、本番前にメンバー全員が揃ってのリハーサルは一度もなかったなんて例もありました。

ちなみにPortfolioまたはSenior Recital向けのリハーサルに限り、通常Berklee 150ビルの教室を特別に先行予約できるシステムがあり、2-4時間枠を5つまで取れます。普段はアンサンブルルームを2日前の朝8時に起きてネットで予約しなければならない、かつ競争率はかなり高いのですが、早めにアクションさえ起こせば部屋に関してはひとまず安心です。プレーヤーの数人が急遽リハーサルの日に来られなくなって、日にちをずらさねばならない、などの事態が起こるとまた少々ややこしいのですが。。。 それでもなんとかしようとすればなんとかなります(なりました笑)

*[左]学校前に珍しいバスが止まっていたので一枚。[右]ブルドーザーが飛んでいます(噓)

僕は最近取ったクラスのプロジェクトから数曲+αを演奏しようと思っているのですが、過去に先生方からいただいたアドバイスを自分のスコアに反映・修正する作業や、リサイタルメンバーが何のサブ楽器ができるかなどの状況によってInstrumentationを一新したりする作業なども地味に大変です。故に最後のセメスターに取るDirected Studyはだいたい先生と一緒にリサイタルの準備をすることになるのが普通といったところでしょうか。初回のリハーサルが始まるギリギリいっぱいまで、例えばアレンジでまだ工夫できるところを探したり、プレーヤーに読みやすいパート譜を作る、など少しでも良くしようとすると本当に時間との戦いになってきます。指揮の練習や曲紹介などMCで話す内容を大まかに考えておいたりすることももちろん重要です。

曲を書いて、アレンジして、譜面いじってというのはもちろん楽しいのですが、本当に楽しいのはそれが信頼できるメンバー達に演奏される時でしょうか。なんといっても僕はまだスケジュールとアレンジがだいたい固まっただけなので、不安も少々ありますが、来月アタマの初回リハーサルは楽しみでなりません!

*[左右]夕暮れ時のBoston

ちょっと文字の多い記事になってきてしまったので今日はこの辺りで!

また何か追記するべきことがあればそのときに書きますね。それではまた次回お会いしましょう。ごきげんよう

Choping